マーサファームのある御宿駅から2駅、千葉県の大原駅から房総半島の中ほどにある上総中野駅までを結ぶローカル線「菜の花ライン」いすみ鉄道。
3~4月ごろには、沿線には菜の花や桜が咲き誇り、被写体として人気の高い鉄道ですが、いろいろな試みで観光客を楽しませようとしている「乗っても楽しい鉄道」です。
今回は、その楽しいポイントなどを一部、ご紹介していきたいと思います。
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いすみ鉄道の乗り方
いすみ鉄道は無人駅が多く、ワンマン列車で運行しており、乗車・支払いには注意が必要です。Suicaなどの交通系決済が使えませんので現金の用意が必要です。
券売機を設置してあるのは大原駅と大多喜駅のみ。それ以外の駅は、乗車した際に整理券を受け取り、降車駅で精算します(券売機で購入した切符は降車時に料金箱に入れます)。
また、途中下車が自由にできる1日フリー乗車券もあります(平日1200円,土休日1500円/小児は半額)。3回以上、下車するようなこちらのほうがお得になります。
※詳しくは いすみ鉄道公式ホームページ をご確認ください
見て・乗って楽しい!特別車両
いすみ鉄道には、半世紀以上前の製造され、かつてはJRなどで活躍していた車両が運行しており、鉄道ファンから注目を集めています。
また外観だけでなく、内装なども工夫があります。
台湾集集線との姉妹提携を記念して2021年から運行が始まった「台湾ランタン列車 -祈福号-」は車内に本場台湾のランタンが吊るされており、とても綺麗でした。
名物料理の車内販売も
お昼ごろの時間帯に乗っていると、国吉駅到着時に車内販売に遭遇することがあります。
車内販売では、いすみ市名物のたこ飯(1000円)や、ポップコーンを買えます。なぜポップコーンも売っているのはわかりません(笑)
中の人は、そのタイミングで荷物を増やしたくないこともあり午前中の列車では買わず、15時台の列車で買おうとしたところ売り切れ。人気があるようですのでお買い求めはお早めに。
おもてなしが詰まっています
ここまでごく一部ですが、いすみ鉄道の魅力などについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
全国のローカル線同様になかなか経営は厳しいようですが、その中でお客様に来てもらおうという工夫をいっぱい用意しています。
その中でも心に残ったのは、いすみ鉄道を支える人たちの中にあるのは「おもてなしの精神」でした。
たとえば、国吉駅での車内販売の際には販売を終えて下車した販売員の方がお見送りします。
実はこれは車内販売時だけでなく、早朝の電車でも地元の商工会議所の方と思われる方がわざわざホームまで来て、車内に1人しかいない私に向けて手を振ってくれたりもしました。
これ以外にも、名物写真スポットを通り過ぎる際に運転手の方が汽笛を鳴らしたり、ところどころにサービス精神が散りばめられています。
菜の花や桜との写真を撮りに行く方も多いかと思いますが、ぜひ時間があれば一度、乗車してみて、いすみ鉄道の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
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