房総の小江戸・大多喜を旅してみた

牧場見学の楽しみ方

中の人はよく東京駅から小湊鐡道バスに乗って御宿に向かうのですが、その途中にあるのが城下町・大多喜です。コロナが終息に近づき、バスの利用者が増えてきたのですが、この大多喜で下車される方も増えてきました。

そんな訳で、今回は前から気になっていた大多喜の街を巡ってみようという企画です。

城下町・大多喜

大多喜は房総の内陸に位置し、戦国時代から城下町として栄えていたとのこと。そして徳川四天王のひとりである本多忠勝が大多喜城城主として入城していた時期もあります。

「房総の小江戸」城下町らしいデザインの建物が多い

房総半島を横断する要所のひとつとして、近くを川が流れ、崖などもあることから防衛の拠点として機能していたことが伝わってきます。

本多忠勝像

実は、本多忠勝が大多喜にいたのは約10年間だけなのですが、町全体で本多忠勝推し。本多忠勝の墓所がある「忠勝公園」などの名所もあります(公園自体は小さく、墓所があったり、大多喜城を見渡せる見晴台がある程度)。

城下町を前面に押し出したデザイン

大多喜には、いまだに古くからの建物が残っています。

夷隅神社の隣にある大屋旅館は江戸時代から残る旅館。こうした建物が少なからず残っており、町の中には石畳の小道があるなど、古い雰囲気を大切にしています。

有形登録文化財に指定されている大屋旅館

新しい建物を建てる場合にも、こうした雰囲気を壊さないよう工夫しています。

たとえば駅から数分歩いたところに位置する大多喜小学校は、後ろに大多喜城が見える好立地。それもあって、校舎もそれにあったデザインになっています。1997年には千葉県建築文化賞を受賞。

大多喜小学校

大多喜の楽しみ方&注意点

大多喜は、前述のバスなど車では行きやすいものの、電車だと、内房からは乗り継ぎ、外房からも大原経由になり、交通の便は少し不便です

大多喜駅のホーム

また駅周辺の徒歩圏にはコンビニが一軒しかなく(2023年3月現在)、飲食店も多くない点が少し不便です。

※特に日曜営業の店が多く、土曜日にくると飲食面は少し苦労します

ただ、その分、昔ながらの雰囲気がいまだに強く残っており、ゆっくりとした時間を過ごすにはうってつけ。かつての城下町の栄えた雰囲気はないものの、城下町らしい建物レトロ感のあるいすみ鉄道がマッチした良い街です。

ぜひ街歩きをしてみたり、そしてマーサファームへの見学の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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