マーサファームの最寄り駅・御宿駅から2駅隣にある大原駅。この大原駅から房総半島の内陸に向けて走っているのが「菜の花ライン」いすみ鉄道です。
春に向けて、沿線の菜の花や桜などが見どころとなります。
そこで今回の記事では【いすみ鉄道の撮影スポット】をご紹介したいと思います。
新田野ストレート
新田野駅周辺は直線部分が長く、新田野ストレートと呼ばれています。
新田野駅から大原方面に向けては桜並木が並んでおり、桜が咲くシーズンにはきっと素敵な景色が見られるはず。車内からでも楽しめそうです。
【撮影メモ】
新田野駅周辺はそこまで菜の花の量も多くないので、やはり桜が咲いている頃がおすすめです。
刈谷踏切(国吉駅周辺)
国吉駅から国道465沿いに上総中川方面に進み、最初の交差点を左折すると住宅街の中に姿を現す刈谷踏切は隠れた撮影スポットです(徒歩10分程度)。
上総中川方面へは緩いカーブになっており、そこからワンマン列車が出てくる様子は絵になります。
逆方向に振り向くと、国吉駅までの直線が見えます。国吉駅に停車している車両を見ることもできます。
こちらの写真は国吉駅から出発した車両がこちらに向かってくる様子です。木々の間から黄色い車両が近づいてくる様子はローカル線ならではの雰囲気があります。
【撮影メモ】
こちらの踏切は住宅街の中にありますので付近の住民の方の迷惑にならないよう気を付けましょう。
第二五之町踏切
鉄道写真家・中井精也さんのお気に入り撮影スポットとして全国区になった有名な踏切だそうです。土手の上を線路が走っていることに加え、線路脇に柵もないので、菜の花が咲く地面と青空と踏切だけの世界になります。
踏切だけでもロスタルジックな写真になります。
車両と踏切でセットで撮りたいという方も多いと思いますが、このあたり一帯は絵になる写真がどこでも撮れると思います。おそらくこれからのシーズンは踏切周辺に多くの撮影者が集まるため、なかなか良い場所がとりづらくなると想像されます。
※管理人はピークシーズン前の3月上旬に訪問しましたが、撮影者は複数いました
【撮影メモ】
車両を撮る時は踏切をどう収めるか以上に、背景の青空の色合いや、太陽の向きが大切だと感じました。次にどちらの方向から車両が来るのか予習・イメージが大切です。
第二五之町踏切は、国吉駅から国道465に沿って約20分ほど歩きます。セブンイレブン前を通過し、465と線路が交差する踏切の手前の道(下の写真の右側の小さな車道)を直進すると目的地に到着できます。
大多喜駅・三口橋
これまで紹介した場所は、途中下車をしたり、車などの移動手段がないと行きづらい場所ですが、「手軽に撮影したい」という方には大多喜駅周辺もおすすめです。
大多喜駅から上総中野方向に3分ほど歩いた場所にある踏切ですが、奥に向かって緩やかなカーブになっているので、車両がこちらに走ってくる時にはいい感じの写真が撮れそうです。
また、「もうちょっと歩いてもいいよ」という方には、三口橋もおすすめです。
大多喜駅から約10分ほど歩いた場所にある三口橋からは橋の上を走るいすみ鉄道と大多喜城のコラボレーションが実現。天気がよければ、ぜひ行ってみてほしいポイントです。
【撮影メモ】
スマホ撮影だと少し厳しいかもしれませんが、標準的な一眼レフがあれば上のような写真を撮ることができます。
押元踏切(銀杏と祠)
最後にご紹介するのはある意味、穴場といってもよいかもしれません。
先ほどの三口橋を渡って、県道231を道なりに20分ほど歩くと右手に線路と大きな銀杏の木、そしてその下に祠がある場所に出ます。
一面に畑と水田が広がっている中にポツンと踏切があり、ここが隠れた撮影スポット。前述の銀杏の木がトレードマークということで秋には多くの方が撮影に来る場所とのことですが、春はオフシーズン扱いなのか管理人以外には訪問客はなし。
このポイントでうまく撮影に活用したいのが水田。ここでは「逆さ いすみ鉄道」を撮れます。
空は晴れて、風が吹いておらず、水面が落ち着いているなどの条件が揃う必要がありますが、なかなか良い撮れ高ではないでしょうか。
おそらく田植えが始まってしまうと撮れないので、冬~春限定の構図だと思われます。
【撮影メモ】
踏切周辺は駐車禁止。ここまで来る手段は、地域の方に迷惑がかからない形を考えたほうがよさそうです。
編集後記
今回は、移動手段は鉄道&徒歩という制限で有名をスポットを巡ってみました。場所によっては、近くに車を停める場所もないので、迷惑駐車などをしないように気を付けたいものです。
そして、おそらくこれからのシーズンは訪問される方が多くなります。場合によっては、撮影者同士のトラブルなども起こりかねない気もします。
せっかくの撮影スポットが撮影禁止にならないよう、【地域・鉄道会社に迷惑をかけない】【撮影者同士の思いやりを忘れない】ことを忘れないようにしたいものですね。
また、いすみ鉄道は「乗っても楽しい鉄道」です。このあたりは、後日、別の記事でレポートする予定ですので、どうぞそちらもお楽しみに。
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